さいたま市からちょっとドライブ 首都圏外郭放水路

旅行
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春日部にある「首都圏外郭放水路」の見学に行ってきました。
あなたはこの正式名称を聞いてもピンと来ないかもしれません。
どちらかと言うと「春日部の地下神殿」のほうが分かりやすいかもしれませんね。
地下に巨大な石の柱が立ち並ぶさまがパルテノン神殿をほうふつとさせるので地下神殿と呼ばれているようです。

そもそもこの施設は水害防止のためのものです。
中川・綾瀬川流域の埼玉県春日部市および周辺市町は、荒川・利根川・江戸川などの大河川に囲まれたお皿の底のような低い平地で、大雨が降ると水はけが悪いためしばしば浸水被害にあってきました。
そのためその低い平地にたまった水を地下に逃がし、ポンプで江戸川に直接放流することによって水害を食い止める目的でつくられました。

しかしながら、ここはあくまで公共の施設なのでいきなり行って入れるところではありません。まずは見学ツアーのサイトに初期登録が必要です。

https://conv.toptour.co.jp/shop/evt/gaikaku/

登録が終わったら再度このサイトにアクセスしてログインし、「参加申込」のところから希望日を選んで予約しましょう。

見学の当日は予約した時間の15分前には現地に到着するようにして下さい。

まずは龍q館という建物に入ります。↑

1階はロビーのような感じですが、係の人は誰もいません。ずいぶん不親切な施設だなーっと思っていたら、エレベーター前にこじんまりと看板がありました。 よく見ないと分かりませんよ。 受付をするためにエレベーターで2階へ上がります。

階段で2階に上がると廊下に芸能人のサイン色紙が壁に飾ってありました。結構な数です。 それだけ映画やテレビのロケが多いのでしょうね。

2階の事務所で受付をしてから1階に戻ります。
開始時間になると奥のパネル前で説明が始まります。

龍q館から出て、外のサッカー場の横を歩いて移動です。私たちが行った時は晴れていたので良かったですが、雨の日はちょっと厳しいです。 しかし甘えたことを言ってはいけません。 ここは公共の施設であって観光のためのものではないからです。そこは心に留めておきましょう。

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まずは調圧水槽の見学です。
入り口から階段を降りると10メートルぐらいで、気温が低くなるのが分かります。しかし地表との温度差は大したことはありません。防寒に関してはあまり気にしなくても良いでしょう。
ただし、下に行くにしたがって湿気を感じるようになり、床や階段は濡れています。 床の滑り止め対策なども最低限なようですので、靴はすべらないスニーカーなどを履いて行きましょう。 ヒールやサンダルなどは論外です。

調圧水槽のサイズは
長さ 177m
高さ  18m
幅   78m

柱の数は59本だそうです。 残念ながら奥のほうには行けなかったので、実際の大きさはよく分かりませんでした。 しかし十分大きいということは伝わります。


↑ 全体の構造はこんな感じ

近隣の河川からあふれた水を「立坑(たてこう)」と呼ばれる縦穴に引き入れ、地下のトンネルを通して「地下神殿」である調圧水槽に溜めます。 この調圧水槽に水が入るのは年に7回ぐらいが平均だとのことです。

 

調圧水槽の次は第一立坑の見学です。 第一立抗の建屋に移動します。

上から見るだけで、アングルもあまり良くなかったですけど、公共施設ですからね!

全体としては約45分の行程でした。
何度も書きますが、商業施設ではないのでエンターテイメント性を求めてはいけません。 感想としては人それぞれだと思いますが、私は楽しめました。

 

<アクセス>

住所 : 埼玉県春日部市上金崎720

さいたま市から行く場合は、まず国道16号に乗りましょう。
野田方面に向かうと岩槻ICがありますので、そのまま進みましょう。
岩槻ICから現地まで約30分(約17km)です。

さいたま市から春日部まではそんなに遠くないので、ぜひとも行ってみて下さい。

 

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