黒部ダムに行ってきました

旅行
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さいたま市からはちょっと遠くて行きにくいところですが、
黒部ダムに行ってきました。
黒部ダムは「立山黒部アルペンルート」という観光地の一部なのです。

立山黒部アルペンルートは北アルプスを貫き、長野県大町市「扇沢駅」から富山県立山町「立山駅」までを貫く山岳観光コースです。

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モデルコースとしては

・長野側から入る場合
1.扇沢 → 立山駅
2.扇沢 ⇔ 室堂
3.扇沢 ⇔ 黒部ダム

・富山側から入る場合
1.立山 → 扇沢
2.室堂 ⇔ 扇沢
3.立山 ⇔ 黒部ダム

私は埼玉から行ったので、もちろん長野側から入りました。
旅行会社にも相談して計画を練ったのですが、埼玉からの日帰りはちょっとキツイです。 必然的に1泊2日となりました。 宿泊は室堂にあるホテル立山に決めました。

上にも書きましたがいろいろなモデルコースがあります。 しかし旅行社が企画するツアーには戻るものはほとんどなく、立山(富山県)→扇沢(長野県) か、扇沢→立山 の突き抜けるものしかないようです。

しかもうちの子が車酔いするので長野駅から扇沢まで観光バスで行くツアーにはちょっと不安がありました。 なにせ長野駅から扇沢までは一般道で55kmぐらいあるので、バスの場合は途中で具合が悪くなっても停めてもらうわけにいかないですからね。 結局、長野駅でレンタカーを借りて扇沢まで行き、扇沢の駐車場に車を停めて、そこから先は公共交通機関を使うことにしました。
レンタカーがあるので扇沢まで戻ってくるしかありません。
旅行社にカスタムで組んでもらった行程です。

 

私が行ったルート

・大宮駅から長野駅まで新幹線

北陸新幹線に初めて乗りました。 最新車両ですね。

 

・長野駅から扇沢駅までレンタカー
目的地はトロリーバスの出発駅である扇沢駅です。 駅に隣接する駐車場を目指します。
駅の住所は 長野県大町市平2117 ですが、ナビでは番地までは出ないと思うので「長野県大町市平」と入力しましょう。
扇沢までの道は道幅もたっぷりとした県道で、ほとんど信号がありません。
道も適度なワインディングで、ドライブが超楽しいです。

 

・扇沢駅から黒部ダムまでトロリーバス

このトロリーバスは今シーズンまでで、来シーズンからは電気バスになるそうです。 今年は「トロバスラストイヤー」となっていますので、乗ってみたいかたは逃さないようにして下さい。
トロリーバスの改札前で「右側の席に座るべきか、左側の席に座るべきか」という説明が係のおじさんからあるので聞き逃しのないように。
途中であの映画「黒部の太陽」の舞台になった破砕帯を通過します。 破砕帯と言っても普通の人は「何それ?」という感じだと思うので、ぜひDVDとかで黒部の太陽を見て予習してから行って下さい。

 

・黒部ダムを徒歩で渡り、黒部湖駅まで

トロリーバスを降りてダムに行くときにT字路になっていて上のような看板が出ています。
右に行くと220段の階段が待ち受けていて、さらにその先に展望台へと続く階段があるので相当キツイことになります。 左に行けば何事もなくダムの上へ出られます。 しかし

このようなアングルでダムを見るには右に進んで階段を登るしかありません。
がんばって階段を登りましょう。

この階段を登りきると展望台に着きます。
展望台からダムまでは外階段をずーっと下ります。 階段を下るというのもけっこう脚に負荷がかかるので注意しましょう。 降りるにつれて放水の迫力が段々と増してくるので圧倒されます。 階段の全容が見えなくて、途中で不安になるかもしれませんが、ちゃんとダムのレストハウスまで続いているので安心して降りて下さい。

 

 

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私が行った時はあいにくの雨だったのですが、そのせいで放水のしぶきが消えずに霧のようになり、まるで雲海のようでした。 もしかしたら晴れじゃないほうが黒部ダムを見るには良いのかもしれませんね。

 

・黒部湖駅から黒部平までケーブルカー

何の変哲もないケーブルカーです。
でも他の山のものにくらべるとすごくスピードが速いような気がしました。

 

・黒部平から大観峰までロープウェイ

このロープウェイは途中に支柱のない「ワンスパン方式」という種類とのことです。 やっぱり多少は不安定なのでしょうね。 乗客の少ない時はけっこうな量のコンクリートのブロックがロープウェイの中に積まれていました。 重量が足りないと風の影響をモロに受けるのでは無いでしょうかね。 (観光客の多い翌日はブロックは積まれていませんでした。)

 

・大観峰から室堂までトロリーバス

もう一回トロリーバスに乗ります。 このルートの途中にも「破砕帯」がありました。 やっぱりあの付近には破砕帯がたくさんあるんですね。

 

・室堂でホテル立山に宿泊
駅に隣接したホテル立山に泊まりました。
標高2450mという高地にあるので、「星にいちばん近いリゾート」というのが
キャッチフレーズです。 確かにあそこまで登っていけば「夜は満天の星空だろうなぁ」と感じさせてくれる雰囲気です。 あいにくの雨で星はまったく見えませんでしたが、そういう時のためにホテルではスライドを使って星座のレクチャーをしてくれます。

ホテルの夕食は予想外においしくて驚きました。
特にお造りが美味です。 私たちは長野側から山を越して入ったので
「こんな山の上で海のものなんてうまいはずがない」
と思っていましたが、冷静に考えてみれば富山湾まですぐなんですよね。
長野側からは室堂まで公共交通機関を使わなければ辿りつけませんが、富山側からは車で行けます。実際にホテルの近くには車がたくさん停まっていました。

 

・みくりが池と地獄谷を散策

翌日はホテルをチェックアウトした後にコインロッカーに荷物を入れて、ホテル近くの「みくりが池」と「地獄谷」を見て回りました。
7月だというのに周囲にはまだ雪が残っていて、やはり高い山なんだ
ということを実感させられます。
景色は最高にキレイで、これを読んでいるあなたにはぜひとも行っていただきたいですね。

散策後は前日に通ったルートを戻りました。

ダムの上から見た展望台下の外階段はこんな感じです。

ダムの横にはトンネル工事で亡くなった方々の記念碑があります。

ここへ行った時は手を合わせてくださいね。

後は前日通った道なので寄り道もせずに扇沢駅まで戻りました。

今回の旅行を総括すると「とてもよかった」ですね。
ダムは大迫力だったし、立山の景色は最高、ホテルの料理もおいしくて家族全員大満足でした。

行って損はありませんよ。

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