素人がイタリアンをおいしく作るには – ちょっとずるい方法

私が子供のころは「イタリアン」なんていう言葉もまだ一般的ではなく、ミートソースやナポリタンなどのスパゲッティしか知りませんでした。

そのスパゲッティというものも「洋食」として認識されていて、
イタリア料理だという意識はありませんでした。
「イタリアン」という言葉が知られだしたのはバブルのころですね。
おしゃれな「イタ飯」として大人気になりました。

今では食材やレシピもたくさん手に入り、家でつくる人も多いでしょう。
しかし、レシピを見ながら作ってもイマイチおいしくできないのは
私だけではないはずです。
特に「本格イタリアン」というレシピほど理想とかけ離れた味になりがちです。

そもそもレシピの「材料」を見ると
オリーブオイル + トマト + にんにく+ 塩
という組み合わせが多く、これだけでおいしくできるとはとても思えないほどシンプルです。
案の定、どんなにレシピに忠実に作ってもおいしくありません。
たぶん有名シェフはこの材料でも美味にできるのでしょうが、素人にはムリです。 ネットのレシピで絶品パスタができたらシェフなんていりません。

じゃあどうしたらよいのか?

私の母親の世代は「おいしくなかったら醤油を入れろ」という感じで
困ったら醤油というのが必勝パターンらしいです。
でも隠し味に醤油というのは「おまえは包丁人味平かっ!」という感じで、どうも邪道という意識がぬぐえません。
個人的にはこれだけはやりたくありません。

そうなるとまず考えられるのは塩の代わりにコンソメで塩気をつける
というものです。 はっきり言って和食でも洋食でも、絶妙な塩の量で
おいしくつくるなんてそうとうな腕前です。 素人は塩で勝負なんてできません。
やっぱりコンソメに頼るのが失敗がないと思います。
一応コンソメは洋風の調味料ですから、醤油を使うより後ろめたさがありません。塩の代わりにこれを使うだけでも相当おいしくなります。

基本的にイタリアンは日本食にくらべて甘くありません。
ローマで食べたトマトのスパゲティは酸っぱかったです。 でもそれが本場の味なんですよね。 逆に言うと日本人が甘い味付けを好むということでしょう。 つまり本場のレシピに忠実であればあるほど「甘みという壁」が大きく立ちはだかってくるので心の底からおいしいと言えるものにならないのではないでしょうか。
そうなるとストレートに「砂糖」や「はちみつ」、「みりん」を入れれば日本人の舌になじむ味付けになるのでしょうが、これもやっぱりちょっと後ろめたいものがあります。
あくまで正統派イタリアンにこだわるのであれば、トマトを甘いものに代えるのが良いでしょう。 イタリアのトマト缶は酸っぱいので日本のフルーツトマトで作りましょう。
これでだいぶ甘みが増すはずです。 さらに炒め玉ねぎを入れれば完璧でしょう。

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でもこれで作り続けていると、最初はおいしいと感じていたものも
だんだん物足りなくなってきます。 舌が肥えていくんですね。
そうなると次なる手立ては「トマトピューレ」です。
トマト缶だけでは水っぽいというかコクが出ないんですよね。
本来ならば現実的に考えて、まずは「トマトケチャップ」が手軽です。
どこのご家庭にも常備されているはずですから。
しかしイタリアの方角から猛烈な「邪道だ!」の声が押し寄せてきそうなのでケチャップはやめておきましょう。
トマトピューレはやっぱりお高いのでそんなにガバガバとは使えません。
主体はトマト缶で、それにトマトピューレを一割ほど入れる感じで私はやっています。
それだけで「濃厚さ」が出るのでおすすめです。

しかしそれでも繰り返していくとまたまた物足りなくなります。
その次は「ベーコン」です。 ベーコンをカリカリに焼いて、それを細かく刻みトマトソースに入れます。 隠し味というより「隠し食材」ですね。
これは想像しただけでもおいしそうでしょ?

これだけ入れても「もっとおいしくしたい」という貪欲なあなたには最後の手段をお教えしましょう。 それは「昆布だし」です。
「トマトにはうま味成分が含まれているからそれだけで十分おいしいはずだ」なんて言う人もいますが、日本人としてはその程度のうま味ではダメなんです。 トマトだけでは圧倒的に「ダシ」の成分が足りません。
しかしうま味が欲しいからと言っても「かつおだし」ではダメです。
カツオの場合は風味が強いので入れたのがバレバレです。
つまり醤油と同じぐらいに「和風」なので邪道になってしまいます。
その点、昆布だしは分かりません。
トマトソースに昆布だしを入れて気づく人は素人にはまずいないでしょう。
私もいまだかつて家族にバレたことは一度もありません。

まあこれだけやればレシピ通りにつくるよりおいしくなりますよ。
本格イタリアンではなくなってしまいますけどね。

試してみてください。

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