ふだんの家の掃除は塩素系漂白剤とクリームクレンザーだけでほとんど用が足ります

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家のお掃除をするときに「イマイチきれいにならない」と感じていませんか?

あなたは正しい洗剤を選んでいない可能性があります。

とは言っても、最近ではそもそも洗剤が必要なくなってきています。
なぜならば家の中の素材や機構がどんどん進化しているからです。
例えばトイレなどは便器の内側に汚れを弾くコーティングがなされていたり、ウォシュレットをするとお尻だけでなく便器にもシャワーをかけるようになっていたりします。
レンジトップもIHになってガラスの平面になり、調理が終わった後に一拭きすれば汚れがこびりつくこともありません。 キッチンの頑固な油汚れなどは過去のものになりつつあります。
お父さんたちはもはや室内でタバコを吸うことも許されないため、壁紙が黄ばむことも窓ガラスにヤニ汚れが付くこともありません。

以上のように最近では
家の中の汚れは少なくなって来ているのです。

もともと洗剤というのはゴシゴシと力を入れて掃除しないといけない汚れを化学の力で楽に落とすために開発されたものです。

例えばレンジまわり洗剤などは
・汚れを溶かす有機溶剤
・油を中和するアルカリ剤
・洗浄成分である界面活性剤
などで構成されています。

お風呂用洗剤
・皮脂汚れを落とす成分
・石鹸カスを分解するキレート剤
などから成っています。

洗剤はその場所特有の汚れを効果的に落とすよう専用設計されているので、
使う場所を間違えると汚れが全然落ちない
などということもありえるのです。

洗剤は使い方を間違えなければ非常に良く汚れが落ちます。 しかし何種類も洗剤を揃えるのは面倒ですし、費用の問題や収納スペースの問題もありますね。

しかし冒頭に述べたように家の汚れは軽くなっているので、専用洗剤を使うまでもないことが多いのです。

そこでオススメするのが「クリームクレンザー」です。

1970年代は研磨剤の粉に界面活性剤をまぶした「磨き粉」をクレンザーという名前で売っていました。
当時はなべ底などのコゲ汚れなど、頑固な汚れが多かったので主婦の皆様はクレンザーをつけて「たわし」などでゴシゴシやってました。 当時のクレンザーは硬い材質の研磨剤を使っていたので鍋などは傷だらけになったそうです。
そこで登場したのがクリームクレンザーです。 柔らかい素材の研磨剤を粘度のある洗剤に配合しクリームのような洗浄剤にしました。
クリームクレンザーの液体部分にはもちろん界面活性剤が入っており、ある程度の汚れならば種類に関係なく余裕で落ちます。 現代の洗剤が洗浄力を化学の力に頼っているのに対してクリームクレンザーは研磨力という物理力がメインなのです。
つまり力で落とすので、汚れの種類を選ばないということなのです。

軽い汚れならばブラシなどを使わなくても柔らかいスポンジに付けてなでるだけで汚れが落ちます。 食器を洗うスポンジにクリームクレンザーをつけて蛇口をなでてみて下さい。ビックリするほどピカピカになります。
お風呂場の鏡なんかもくすみが取れますし、乾いた布にちょっとつけてこすれば壁の照明のスイッチなんかも嘘のようにキレイになります。 

シンクの中などもクレンザーの得意分野です。ほぼ万能と言っても良いぐらいの活躍ですね。

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ただし、

クリームクレンザーを使う場合の注意点がいくつかあります。

1.研磨剤としてシリカ系のものを使用しているのは避けること。
シリカガラスはモース硬度(ひっかき硬度)が7で比較的硬い部類に入ります。(ちなみにダイヤモンドは15) 例えばステンレスなどは硬度が6ぐらいなのでシリカより柔らかく、シリカ入りのクレンザーでこすると傷がつきます。
買うならば硬度が3の方解石(炭酸カルシウム、カルサイト)の研磨剤が入っているものが良いでしょう。 ジフならば研磨剤はカルサイトなので安心して使えます。

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2.クレンザーと一緒に使う道具にも注意が必要です。
金属たわしなどは論外で、洗ったものがすべて傷だらけになります。 そうするとその傷に汚れが入り込み、次回からはもっと落としにくくなってしまうのです。
他にもスコッチブ〇イトなどのスポンジも避けたほうが良いでしょう。
あれの濃い緑のナイロン部分にはとても硬い研磨剤がまぶしてあるので、クレンザーではなく食器用洗剤をつけて洗うだけでもシンクなどは傷だらけになります。
「クリームクレンザーは傷つくからいやだ」と言っているかたのほとんどはスコッ〇ブライトと一緒に使ってしまっているのです。 傷つく原因はスポンジのほうです。

クリームクレンザーは使い方を間違えなければ非常に威力のある洗浄剤です。 しかし
クリームクレンザーにも弱点があります。

1.  すすぎが面倒
汚れを落とした後に水で流せる場合は良いのですが、ふき取るしかない場所ではやはり研磨剤が白く残ってしまい拭きとりにくいですね。

2. 除菌の効果が弱い
もちろん菌を含んだ汚れが落ちるので掃除後は菌の数は激減していますが、除菌剤は配合されていないので、除菌効果はやや薄いです。

クリームクレンザーで洗えば汚れは落ちてピカピカになります。
しかし黴菌を完全に取り去ることはできません。 そこはやはり除菌剤の出番になります。

おすすめの除菌剤は?

消毒用の70%アルコールで除菌するのも良いでしょうが、オススメはやはり塩素系漂白剤です。(酸素系漂白剤は衣類の漂白には良いですが、除菌の効果はさほどありません。)

塩素のニオイが苦手というかたも多くいらっしゃいますし、入念なすすぎが必要なので面倒だとお考えのかたもおられます。
「混ぜるな危険」というのもビビりますよね。

しかし除菌の効果という意味ではアルコールなんぞとは比較にならないぐらい高いですし、アルコールでは落ちない茶渋やカビなども取れるので非常に重宝します。

除菌の効果に関して普通の消費者は誤解しているようです。
よく広告で「99.9%除菌」とかやっていますが、あれは実は大した除菌力ではありません。
そもそも除菌力の測定方法というのは、一般的な菌(黄色ブドウ球菌、大腸菌など)を寒天培地で培養し目に見えるほど増やします。 菌自体は見えないので可視化するわけです。
菌は増えると「かたまり」になります。これをコロニーと言います。
そのコロニーに除菌剤をかけ、その前後でコロニー数がどれぐらい減ったのかを数えて除菌力を計算するわけです。


具体的に言うと99.9%除菌というのは、その除菌剤によって「菌コロニーの数が1/1000に減った」ということです。 家庭の中でも菌というのは数百万個、数千万個レベルでウジャウジャいるわけですから、それらが1/1000になったとしても1000個とか10000個とか余裕で残っているわけです。
一方、塩素系の漂白剤などは99.999%除菌と言っていたりします。
つまり菌が1/100000(10万分の1)になるわけです。

除菌もできる洗浄剤などは99.9%(1/1000)止まりです。
1000分の110万分の1では全然違いますよね。 本当に除菌したいのであれば塩素系漂白剤です。

そもそも漂白剤というのは強力な酸化剤なのです。
塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムで、ヒドロキシラジカルという活性酸素を発生させ、まわりの有機物を強力に酸化分解します。
つまり漂白剤の除菌の原理は「有機物の分解」なのです。

細菌やウイルスなどの微生物も有機物なので塩素系漂白剤で分解されます。その結果として「除菌」となるのです。
湯呑やカップの茶渋も有機物ですから、浸けておくだけで分解されてキレイになります。 まな板の汚れも有機物ですし、カビなどももちろんキレイになります。
便器の内側なども塩素系漂白剤をかけて放っておくだけでピカピカになり、いやなニオイも無くなります。 なぜならウンチなども有機物ですし、悪臭の原因も有機物だからです。

さらに、排水口のニオイやつまりにも有効です。 パイプ用クリーナーというものの成分表示を見ていただければ分かると思いますが、主成分は次亜塩素酸ナトリウムなんですよね。 つまり塩素系漂白剤なのです。 排水口での問題は髪の毛がパイプの内壁にくっついてしまっていることなので、それを効率よく溶かすためにパイプ用クリーナーは苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の量が高めになっています。 そのために洗浄効果は若干上がっていますが、危険度も上がります。 それならばわざわざパイプ用を買うよりは代わりにキッチン用の漂白剤で代用したほうが良いでしょう。

軽くてクレンザーや漂白剤を使うまでもない汚れは食器用洗剤で良いでしょう。

窓ガラスやフローリングの汚れなどは食器用洗剤を水で薄めて、それを使って掃除して下さい。
窓ガラスのほこり汚れや、室内の手垢汚れなんぞは中華料理を盛ったお皿の油汚れにくらべたら大したことはありません。 食器用洗剤で十分落ちます。
※注 窓ガラスは食器用洗剤によっては拭き筋がついてしまう場合があります。 一番良いのは車のウインドーウオッシャー液で、薄めて使えば窓ガラス用洗剤を買わなくても済みますね。

以上のように、日常の掃除はクリームクレンザー、塩素系漂白剤、食器用洗剤でほとんどがカバーできます。 ただし、年末の大掃除の時の換気扇などは専用洗剤を買ってください。

注意としては100均のものやスーパーのPB(プライベートブランド)のクリームクレンザーは絶対に買ってはいけません。 まったく汚れが落ちません。
ちゃんとしたものでも100均と何十円しか違わないので、そこはケチらずに有名メーカーのものを買ってください。

塩素系漂白剤は次亜塩素酸が入っているものならどれも大差ないので100均でもよいでしょう。

手持ちの洗剤を賢く使って家の中をきれいにしてください。

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